あなご百科

あなごの栄養について

あなごは白身魚に分類されます。


脂溶性ビタミンを多く含みビタミンAはうなぎと丸ごと食べる小魚を除くと他の魚を寄せ付けないほど多く含んでいます。あなごを100g食べれば1日分のビタミンA必要量をほぼ満たす量でビタミンAは眼の働きを助け皮膚を健康にします。ミネラルでは、骨や骨粗しょう症予防に欠かせないカルシュウムを多く含んでいます。


1:高たんぱく

脂質中の構成脂肪酸は、コレステロールや中性脂肪を増やす飽和脂肪酸より不飽和脂肪酸(EPA・DHA)が多くまた、不飽和脂肪酸の中でもオレイン酸のような植物油に多い脂肪酸が多く含まれている為、さっぱりとした味わいの非常に健康的な食品です。


2:ビタミンA・E・Dは、1日の摂取量にすると100g食べればOK!

ビタミンAは眼精疲労や肌荒れを治す効果があります。なかでも、真あなごはビタミンAが非常に多く、他の魚の100倍近くを含んでおり、真あなごは100gでビタミンAの1日の必要摂取量(成人男性2000IU、女1800IU)を摂る事が出来ます。


3:EPAは100g中0.5g含まれる

EPAはコレストロールを下げ,中性脂肪を減らす効果があり、その結果血栓症、動脈硬化の予防に役立つ。


4:DHAは100g中0.7g含まれる

DHAは脳や目の働きを高める。


注意すること

うなぎ同様血液中に弱いたんぱく毒があるので、生食は避けた方がよいでしょう。

あなごに含まれる栄養素の特徴
ビタミンA ビタミンAは、目の機能をサポ-トするための必須ビタミンで、また、皮膚を守り、細胞の酸化を防ぎます。OA作業やテレビで目をよく使う人や、肌荒れ、肌の衰えが気になる方に特に摂って頂きたい栄養分です。ビタミンAはあなごの他にウナギ、ホタルイカ等に多く含まれています。
カルシウム カルシウムは、体内における重要な必須ミネラル16種の1種で、骨・歯の組織を形成、血液凝固作用、心筋の収縮作用、精神安定作用、酵素活性化作用と多くの働きに関係があります。
不足しますと、発育不良や骨粗鬆症を引き起こします。
不飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸は、イワシ、サバなど青身魚やあなご、ウナギ、オリーブ油、サラダ油などの植物性脂肪に多く含まれています。コレステロールの胆汁への排出を促進して、血中のコレステロールを下げる働きがあります。
EPA
(エイコサペンタンエン酸)
EPAは魚に含まれている不飽和脂肪酸で、血液中のコレステロ-ルを減少させ、血液の固まりを防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果があります。
DHA
(ドコサヘキサンエン酸)
DHAはEPAと同様に魚に含まれている不飽和脂肪酸で、脳を活性化させ、記憶力の向上とボケを予防する効果があります。
オレイン酸 オレイン酸とは、脂肪酸の一種で血中の善玉コレステロールはそのままに、悪玉コレストロールを下げる働きが有ります。